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越境EC比較|全体像Buyee・eBay・Etsy・Amazon・自社EC

  • Writer: ARISA SAITO
    ARISA SAITO
  • Jan 29
  • 6 min read

海外への販売を考えた時に、小さく始めるのであれば越境ECは必ず選択肢に入ると思います。一方で、越境ECと言ってもどのプラットフォームを使うといいのか、日本から出品できるのか、どういう手間がかかるのか、toCもtoBもできるのか、それらを作ったところでどうプロモーションするのか、など疑問はたくさんあると思います。

越境EC比較

まずは全体像としてどんなプラットフォームがあるかからまとめて、その後個別のプラットフォームの詳細を書いていこうと思います。(書き終わったものからリンクを貼ります)


  • 越境EC比較全体像←本記事

  • Buyee*代理購入型:

  • eBay(EIS、通常配送):

  • Amazon(FBA, FBM):

  • 日本側で対応すべき規制対応


越境EC全体像を考えるにあたり、越境ECと言いつつも理解と攻め方の選択肢を増やすためにも購買代行型、モール型、自社ECと3つを全部見ていきたいと思います。


ざっくり全体比較表:越境EC全体像


輸送手配の責任範囲

プラットフォーム、サービス

現地住所・

税務登録の要否

大量出品・toB

小ロット・個人向き

国内発送まで

Buyee(代理購入型)、eBay(EIS)、

不要(現地住所・税務登録とも不要)

海外倉庫まで

Amazon FBA(US/CA/AU/SG)、自社EC(Amazon MCF)

自社EC(Amazon MCF)

国により異なる

US/CA/AU/SG → 不要

UK/EU → VAT/EORI必要+返品先住所推奨

海外購入者まで

自社EC(自社発送)

Amazon FBM、Etsy、eBay(通常発送)、自社EC(自社発送)

基本不要(ただし EU向け発送はVAT/EORI必要)。返品先住所は“あると有利”

 

VAT(ヴァット):EUで売るときに必要になる“海外の消費税の登録”のこと

EORI(イオリ):EUで荷物を通関するための“海外の税関番号”のこと



なお、ECだろうと実店舗だろうと日本側で対応すべき手続きなどもあります(例えば米国食品ならFDA施設認証やFDAエージェント)。そしてその手続きをECプラットフォーム側でチェックしてくれるわけではありません。


若干ここを誤解したままでビジネスしてる方もいますが、税関で止まったら廃棄されるだけだし別にいいやでやってしまうのはNGです。グレーゾーンで運用しているのではなく、完全に黒にも関わらずばれないですり抜けてるだけの状態です。税関で見つかる→廃棄→業者がマークされる→警告レターを食らう→実質的な輸入禁止という措置が取られます。

特にtoBでビジネスする際にはどんな手続きが必要かは各自チェックしてください(相談も受けます)。


越境EC比較各PF概要

# 1.Buyee(代理購入型)

特徴

海外の個人消費者が Buyee を通じて日本のECサイトの商品を購入する仕組み。

メーカーは日本国内の住所に発送するだけ。売り手のアクションは最低限だが、プライシングなどはできず、普通に日本のECサイトに日本向けに売るのと同じ扱い

食品はBuyeeの転送禁止品目


輸送手配の責任

最も軽い(国内発送まででOK)


現地体制

不要(現地住所・VAT・EORIすべて不要)


向いているケース

  • とにかく負担ゼロで海外に届けたい

  • 自社で越境ECをやる予定はない

  • 海外から自然に需要が発生している

イメージとして単価は変わらないし、手間も増えずに、商圏だけが増えてる感じです


# 2. eBay(EIS:国際配送サービス利用)

特徴

eBay(巨大な海外版メルカリ的なもの)を公式国際配送サービスを用いて利用する。メーカーは国内倉庫に送るだけで、海外配送は eBay が担当。食品は禁止


輸送手配の責任

軽い(国内発送まで)


現地体制

不要(VAT・EORIも不要)


向いているケース

  • 小ロットで世界の反応を見たい

  • 物流負担を最小限にしたい


# 3. eBay(通常発送)

特徴

上記eBayで販売。#2と異なり、メーカーが海外の消費者へ直接発送するモデル。


輸送手配の責任

重い(消費者までメーカーが担当) 個数が少ないならまだいいですが、量がある場合は発注ごとに配送手配するのはまあまあ作業として重いです。なのでEIS使うのがおすすめ


現地体制

現地住所:不要

EU向け発送時のみ VAT(海外の消費税登録)と EORI(税関番号)が必要

返品先住所は“あると有利”程度


向いているケース

  • 世界中の幅広い市場で反応を見たい

  • 物流を自分で管理できる


# 4. Etsy

特徴

ハンドメイド・デザイン系に強いマーケットプレイス。 メーカーが直接海外に発送する。*ハンドメイドに強い、ってことでeBayと少し違うので取り上げてます。残念ながら公式で海外配送手配サービスはありません。(とはいえ、海外倉庫や国内の発送代行を使えば、実質的に丸投げに近い運用はできます)


輸送手配の責任

重い(消費者まで)*上述の通り海外倉庫や発送代行と組み合わせるのも一案。でもマージンは取られるので人工・慣れないことをやる心労との比較感


現地体制

現地住所:不要

EU向け発送時のみ VAT と EORI が必要


向いているケース

  • 小ロットでテストマーケしたい

  • デザイン性の高い商品

  • 海外の反応をダイレクトに知りたい


あと、自身の出してみたい商品、作品と似た商品がいくらで売られてるのかとか、上位商品から並べ替えにしてどんな商品が人気かとか覗いてみるだけでも、気づきはあるかなと思うのでおすすめです


# 5. Amazon FBA(海外倉庫に納品)

特徴

海外の Amazon 倉庫に商品を納品し、Amazon が配送を担当。


輸送手配の責任

中(海外倉庫まで)なお、プライムマークもつくようになるのですが、審査は厳しくなります


現地体制

国によって大きく異なる:

・US/CA/AU/SG → 現地住所・VAT・EORI不要

・UK/EU → VAT(海外の消費税登録)必須、EORI(税関番号)必須、返品先住所も必要


向いているケース

  • 本格参入したい

  • "Amazon(限定)で売れるか"を本気で検証したい

  • 在庫をまとめて送れる


# 6. Amazon FBM(自社発送)

特徴

Amazonで販売し、発送はメーカーが行う。


輸送手配の責任

重い(消費者まで)


現地体制

現地住所:不要

EU向け発送時のみ VAT と EORI が必要

返品対応は自社で必要


向いているケース

  • Amazonで反応を見たいがFBAはまだ早い

  • 小ロットで試したい

  • ※プライムがつかない、現地倉庫を持たないなら日本から配送になり配送のリードタイムがかかるので、あまり使い勝手のいいケースはないです※


# 7. 自社EC(自社発送)

特徴

Shopifyなどで自社サイトを作り、メーカーが直接発送。


輸送手配の責任

重い(消費者まで)


現地体制

現地住所:不要

EU向け発送時のみ VAT と EORI が必要

CS・返品対応はすべて自社


向いているケース

  • ブランド性を重視

  • 広告でテストマーケしたい

  • 自分のペースで運用したい


# 8. **自社EC(Amazon MCF発送)

特徴

Amazonの倉庫に納品し、自社ECの注文を Amazon が発送する。


輸送手配の責任

中(海外倉庫まで)


現地体制

US/CA/AU/SG → 現地住所不要

EU/UK → VAT と EORI が必須


向いているケース

  • 自社ECで売りたいが物流は任せたい

  • FBAと自社ECを併用したい


まとめ

とりあえず本記事では色んなプラットフォームやサービスがある、ということまでを一通り書きました。商品の種類や各企業のステージによっても使うべきサービスは異なってきます。実際それぞれのサービスを用いて何が出来るのか、とか、実際に売り手として何をしなきゃいけないのかとかがは別途詳細記事をまとめていきます

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